鼻翼基部プロテーゼ

鼻翼基部プロテーゼ(貴族手術)とは

鼻翼基部プロテーゼ(貴族手術)とは、鼻翼、鼻柱基部に細片軟骨や人工骨、プロテーゼなどを挿入し、鼻翼外側の陥没が原因で目立つほうれい線、あるいは口元の突出を改善させる手術のことです。
この鼻翼、鼻柱が凹んでいることで疲れたように見えたり、ほうれい線が目立ったり、口元が出て見えたりします。手術をすることでくぼみが持ち上がるため、口元が引き締まって見えるようになり、深いほうれい線も改善させることが可能です。

鼻柱基部プロテーゼとは

鼻翼基部を持ち上げることによって角度を鋭角から鈍角にすることができるため、Cカールが形成されて口元に立体感が生まれます。また人中を短く見せることができ、横顔のラインも理想的なものにできるなど、高い効果が期待できます。

細片軟骨移植

細片軟骨移植はご自身の軟骨を鼻翼基部に移植して、凹んだ鼻翼基部を持ち上げるのが特徴です。
軟骨は耳介軟骨や肋軟骨を採取します。耳介軟骨はたくさん取れないので軽度の変化、肋軟骨は全身麻酔になりますが、量がたくさん取れます。軟骨は吸収率が低く、効果が維持されるのが特徴です。シリコンなどに比べて違和感が生じにくいのも利点になります。

リン酸カルシウム(人工骨)移植

リン酸カルシウム移植は、人工骨であるリン酸カルシウムの顆粒を骨膜下に移植することで、鼻翼基部を隆起させます。この手法は、鼻にプロテーゼを入れるのが嫌という方や、軟骨が取れない方、軟骨を取りたくない方に最適です。3~5年ほどで自家骨に変わり、劣化がなく自然な仕上がりとなります。

Indication

こんなお悩みにおすすめです!

  • ほうれい線に悩んでいる人
  • 鼻の周辺が凹んでいる人
  • 顔の立体感を出したい人
  • 口元を引き締めたい人
  • 鼻の整形をお考えの人

治療を受けられない方

妊娠、授乳中の女性 / 出血傾向・凝固能異常のある方

副作用・リスク

・感染
術前後の全身状態が影響して感染を起こす場合があります。その場合は洗浄、抗菌薬の投与などの処置が必要になることがあります。
・腫れ、痛み
おおよその腫れは術後2週間程度で術前と同じぐらいに戻ります。個人差がありますが、完全に腫れが引くのは1~2ヶ月を要します。手術後には痛みが出ます。特に強いのは2〜3日ですが、時間の経過とともに改善していきます。

施術費用

鼻翼基部プロテーゼ

シリコン 310,000円/235,000円
耳介軟骨 350,000円/285,000円
肋軟骨 490,000円/420,000円
肋軟骨(鼻中隔延長術などと同時手術) 325,000円/285,000円
人工骨(ハイドロキシアパタイト、リン酸カルシウム) 318,000円/235,000円

鼻柱基部プロテーゼ(鼻翼基部と同時、肋軟骨のみ)

鼻柱基部プロテーゼ(鼻翼基部と同時、肋軟骨のみ) 150,000円/115,000円